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ジョガーズフット・足の親趾のしびれ【マラソン・ランニング障害】 

足の趾のしびれの原因は沢山ありますが、長距離ランナーで足の第1趾、時に第2趾に痺れがあればそれはジョガーズフット(jogger's foot)かもしれません。

ジョガーズフットを短くまとめると、脛骨神経が足の内くるぶし近くで内側足底神経・外側足底神経・踵骨枝の3つに分岐しますが、その内の内側足底神経が母趾外転筋の下を通過する際に圧迫される事により発症する絞扼性神経障害です。少し難しいでしょうか?

症状(しびれ・うずき・灼熱感etc.)は下図の部分に現れます。
joggersfoot.jpg 

内側足底神経とは

腰から降りてきた坐骨神経は膝の近くで脛骨神経と腓骨神経に枝分かれします。脛骨神経はそのまま足の内くるぶしまで降りてきます。内くるぶしの下を通る前にまず踵骨枝が分岐します。その次に内くるぶしの後ろで内側足底神経と外側足底神経に分岐します。内側と外側の足底神経はそのまま足の裏へ走行します。
joggersfoot1.jpg 

母趾外転筋とは

足底部の図です。下左図が母趾外転筋(ぼしがいてんきん)です。下右図が母趾外転筋の下を通過する内側足底神経(ないそくそくていしんけい)です。脛骨神経が母趾外転筋を通過する直前に内側と外側の足底神経に分岐しています。
joggersfoot3.jpg  joggersfoot4.jpg 

症状

主な症状は足の内側縦アーチと第1足趾・第2足趾に現れます。

●しびれ(numbness)
●うずき(tingling)
●灼熱感(burning)
●足の内側縦アーチの痛みと圧痛
●走行時・走行後の症状の増悪
●足首の関節が外れるような感覚(giving way)

リスク要因

●偏平足
●長距離ランナー
●バレーダンサー
●繰り返す足首の捻挫
●オーバープロネーション
●サイズの小さなシューズの着用
●新しいアーチサポートの強いインソールの使用
●糖尿病・甲状腺疾患
joggersfoot5.jpg

例えばウルトラランナーであればスタート時にはぴったりのシューズでも何度も着地を繰り返すことで炎症を起こし、それにより腫脹と圧迫が出現したりもします。

チネルサイン

チネルサイン(tinel sign)とは神経が圧迫されている部分を指で上から叩くと、そこから先に放散痛やしびれが広がる現象です。ジョガーズフットの場合は部分、足根管症候群の場合は部分にチネルサインが見られます。

joggersfoot6.jpg 

予防

●しっかりとフィッティングされたシューズを履く
●ウォーミングアップをしっかりと行う

鑑別疾患

腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアでも足底・足趾の痺れは出現します。また内くるぶしの後ろにある足根管を通過する際に神経が圧迫されている場合は足根管症候群です。第3・4足趾に痺れが見られれば、モートン神経腫が疑われます。

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西院かんな整骨院
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