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第23回山口100萩往還マラニック大会 140km 後編 

萩城跡85.8km→虎ヶ崎(つばきの館)96.9km→東光寺105.2km
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この区間も140kmで初めて走る区間ですが、沢山の250kmの部のランナーさんも走っていて、コース自体はさほど難しくありません。しかしコース地図で見る以上に萩城跡→虎ヶ崎(つばきの館)→東光寺は距離と高低差があり、自分の中では今回の萩往還の1つの難所でした。

特に笠山入口→虎ヶ崎(つばきの館)→笠山入口の1周は想像以上のアップダウン。しかも真っ暗です。もうさすがに到着するだろうと見つけた看板の『つばきの館まで1.5km』には愕然!。えぇカレーライスはまだそんなに先なのかぁ。

 cp2cp3cp4.jpg

やっとこさ到着した虎ヶ崎(つばきの館)CP3でチェックシートにチェックして記帳しました。中に入ると5~6人の250kmの部のランナーさんがお食事中。自分も混ざって食券でカレーを食べました。やっぱり“A”のゼッケンはかっこいいなぁと思いつつ。よくウルトラでは胃腸障害が起きやすいそうですが、所々で胃薬を飲んでいたので美味しく食べる事ができました。眠気のほうも眠気止め薬(トメルミン)を2つ飲んだのでゴールまで眠いとは一度も思いませんでした。

カレーを食べ終わり、重い腰をあげて最終CPの東光寺を目指します。といっても来た道を戻り萩焼会館前を左折するとすぐに東光寺です。しかし今年は萩焼会館前の左折の所で白線が引いていませんでした。たまたま250kmのランナーの方が休憩していて『ここは左折ですよね?』と聞くと『そうです、でも白線引いていませんねぇ』といった会話がありました。

東光寺CP4、実際はお寺の手前の小さな広場でチェックシートに最後のチェックをして、これで後は瑠璃光寺を目指し35kmを走るだけです。東光寺でもまだヘッドライトが必要でした。が、このあたりでやっと少しずつ空が明るくなってきたように思います。

ちなみに萩城跡CP2と東光寺CP4はチェックのパンチがポツンと置いてあるだけで、エイド等はありませんでした。このあたりでは逆に250kmのランナーに何度か道を聞かれました。さすがに皆さん疲れているようです。


東光寺→萩往還公園→明木115.9km→佐々並125.7km→瑠璃光寺140km
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ここからが本当の意味で萩往還マラニックの厳しさを知ります。70kmの時もそうでしたが、往路よりも復路の方がコースの難易度が格段に上がる事を経験として知っています。それは140kmでも一緒です。まずは明木→佐々並の間にある一升谷。一升のいり豆を食べつくすほどの長い坂道がだらだらと続く事に由来します。ここで今年は何人かコースアウトしたそうで(後から大会関係者に聞きました)、八合目と九合目の間のY字路は往路は左、復路は右です。看板もありませんので要注意です。

実際復路でY字路にさしかかった時、前を歩く250kmの部の女性がそのまま道なりに左に行こうとしていたので、『そこは右ですよ!』と大きな声で引きとめました。ここまできてコースアウトなんて悲しすぎます。250kmの部ともなると思考能力も低下しているんでしょうね。

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明木では“あきらぎ饅頭”、佐々並では“ささなみ豆腐”を食べ残り約15kmですが、この15kmの間に個人的に萩往還の難所ベスト2が立て続けに出てきます。ちなみにベスト3は萩城跡→虎ヶ崎(つばきの館)。

129.5km首切り地蔵を超えて県道62号線に出てから夏木原キャンプ場までの約4kmの登りです。このあたりでは70kmの部のランナーや歩け歩け35kmの人達とすれ違います。皆さん『頑張れぇ!』『もう少し!』『ナイスラン!』と声をかけて下さいます。がっ、遥か遠くから下ってくるランナーをみると疲れがどっとでてきました。

そして最後の難所は実は133.6km板堂峠(萩往還最高所<545m>)からの下りです。あとは下るだけと思っているとそれは大きな勘違いです。物凄い傾斜と石畳でとても走れませんし、歩こうにもブレーキをかけながらしか歩けません。自分の場合は蛇行しながらゆっくり歩いて下りましたが、ここまで無傷だった体ですが、初めて足の裏の痛みを感じました。それにつま先がシューズの先端に当たり、内出血は避けられません。


それでもなんとか最後の往還道を抜け、残り3kmのロードの下りをしっかりと走ります。昨年の70kmではこの残り3kmのロードさえまともに走れず歩いて下りました。一昨年の35kmでは萩市内の残り3kmでさえ全く走れませんでした。そう考えるとこの2年間、萩往還とともに、自分の走る力がついてきたんだなぁしみじみ思います。

そして最後の曲がり角を右にまがりゴールへの直線200mを駆け上がり、沢山の拍手の中、無事長い長い萩往還マラニック140kmが終りを迎えました。


記録:14時間36分27秒 完踏!

2011hagib.jpg
ゴール後、ソフトクリームを食べながら座って後続のランナーを迎えていると、Tさんに再開。どうやら64.7km地点の佐々並エイドで急に足が動かなくなってリタイアされたとの事。別れてからわずか15km。ハーフのタイムでは自分よりも良いタイムを持っているのだけれど、これがウルトラなのでしょうか。是非とも次回の完踏を期待しています。

35kmを完踏した時、70kmを走るなんて無理だと思っていました。70kmを完踏した時、140kmを走るなんて無理だと思っていました。今140kmを完踏し、250kmを走るなんてまだまだ考えられないけれど、きっと努力すれば完踏できる。しかし努力なくして完踏なし。それが萩往還マラニックなのだと思っています。


年齢も性別も職業も、住んでいる場所も違う、普段は交わる事がない人達が『走る』という行為を通して、お互い励まし合い、刺激しあい、助け合い、それぞれの思いを胸に完踏を目指す萩往還マラニック。まるで夢のような楽しい24時間はあっと言う間に終り、またそれぞれの現実に戻っていきます。

それでも来年もまたこの地に一回り成長したランナーとして戻ってくる事を静かに心に誓い、自分の萩往還マラニック140kmは幕を閉じました。

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COMMENT

  こばやし
すばらしいタイム、そしてすばらしい内容、いつもありがとうございます。
萩の苦しさ、そして喜びを忘れそうになった時は、こちらの完踏記を読ませていただいて気持ちをつなごうと思いました。
ていうか速すぎて腹がたちます!!

おつかれさまでした!!  やまと
萩140kmおつかれさまでした。

自分は不本意な結果に終わりましたが、50km付近までかとうさんと一緒に走らせていただき、とてもいい経験になりました。ありがとうございました。

これから1年間、次回は必ず完踏するという強い気持ちでトレーニングしていきたいと思います。

気持ちがきれそうなときはこの完踏記を読み返し、励みにしていきたいと思います。

  かとうひであき(Kato Hideaki)
>>こばやしさん

自分自身もさまざまな方の完踏記を読んで、モチベーションを
維持してきました。自分の完踏記が他のランナーのお役に立て
ればうれしいです。

苦しいけれど、ゴールした時の喜びは格別なのが萩ですね。

  かとうひであき(Kato Hideaki)
>>やまとさん

完踏するだけの走力は十分あると思います。あとはペース配分と
省エネ走法。そして絶対に完踏するという強い気持ちが必要です。

来年、素晴らしいタイムで完踏される事を期待しています。
お互い頑張りましょう。

B1  楢木
初めてコメントさせていただきます。
レース展開が非常に分かりやすく、おもしろかったです。
ゼッケン『B1』の楢木(ナラキ)と申します。
来年は250キロに出場されるのですか?昨年140キロの部で2位だった方が、今年の250キロでも2位でした。
順位を争う大会ではないとは思いますが、もし250キロに出場されるのであれば、ぜひとも優勝目指してがんばってくだいさい。加藤さんは内臓も強そうなので行けそうな気がします。

がんばってください。

  かとうひであき(Kato Hideaki)
>>楢木さん

昨年も1番だった方ですね。今年も完踏&2年連続1番!
おめでとうございます。そしてコメントありがとうございます。

エイドに着く毎に『1番の人は速かった』と何度も耳にしました。

1番と2番、2番と3番、それぞれ1時間ずつぐらい差があった様
ですね。普通なら単独走になりますが、萩は250kmのランナー
や折り返しの140km、70kmランナーがいるので良いですね。

250kmは一応走るとは思いますが、まずは完踏をめざします。
内臓は強いですが頭が弱いのでコースがねぇ。。。

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COMMENT

すばらしいタイム、そしてすばらしい内容、いつもありがとうございます。
萩の苦しさ、そして喜びを忘れそうになった時は、こちらの完踏記を読ませていただいて気持ちをつなごうと思いました。
ていうか速すぎて腹がたちます!!
22:49 こばやし #-

萩140kmおつかれさまでした。

自分は不本意な結果に終わりましたが、50km付近までかとうさんと一緒に走らせていただき、とてもいい経験になりました。ありがとうございました。

これから1年間、次回は必ず完踏するという強い気持ちでトレーニングしていきたいと思います。

気持ちがきれそうなときはこの完踏記を読み返し、励みにしていきたいと思います。
01:31 やまと #-

>>こばやしさん

自分自身もさまざまな方の完踏記を読んで、モチベーションを
維持してきました。自分の完踏記が他のランナーのお役に立て
ればうれしいです。

苦しいけれど、ゴールした時の喜びは格別なのが萩ですね。
07:47 かとうひであき(Kato Hideaki) #-

>>やまとさん

完踏するだけの走力は十分あると思います。あとはペース配分と
省エネ走法。そして絶対に完踏するという強い気持ちが必要です。

来年、素晴らしいタイムで完踏される事を期待しています。
お互い頑張りましょう。
07:49 かとうひであき(Kato Hideaki) #-

初めてコメントさせていただきます。
レース展開が非常に分かりやすく、おもしろかったです。
ゼッケン『B1』の楢木(ナラキ)と申します。
来年は250キロに出場されるのですか?昨年140キロの部で2位だった方が、今年の250キロでも2位でした。
順位を争う大会ではないとは思いますが、もし250キロに出場されるのであれば、ぜひとも優勝目指してがんばってくだいさい。加藤さんは内臓も強そうなので行けそうな気がします。

がんばってください。
16:50 楢木 #-

>>楢木さん

昨年も1番だった方ですね。今年も完踏&2年連続1番!
おめでとうございます。そしてコメントありがとうございます。

エイドに着く毎に『1番の人は速かった』と何度も耳にしました。

1番と2番、2番と3番、それぞれ1時間ずつぐらい差があった様
ですね。普通なら単独走になりますが、萩は250kmのランナー
や折り返しの140km、70kmランナーがいるので良いですね。

250kmは一応走るとは思いますが、まずは完踏をめざします。
内臓は強いですが頭が弱いのでコースがねぇ。。。
23:12 かとうひであき(Kato Hideaki) #-

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